フューチャーソース・コンサルティング 最新市場 分析レポート

Vol. 94

世界のアクションカメラの市場規模は50%拡大

2015年07月31日

2015年7月3日英国Dunstable発-英国市場調査会社Futuresource Consulting社の最新レポートによると、世界のアクションカメラ市場の規模は2014年に44%拡大して数量では760万ユニット、小売総額では32億ドルになった。

2013年から2019年にかけて年間の数量、金額、平均価格を調査対象としているこのレポートでは、2019年にかけて数量・金額の両面で成長が続くと予想されている。

Worldwide Action Camera Market Reportでは13の国と6つの地域、さらに北米と欧州を2大市場として追跡調査している。今後数年も成長が続くと予想されているものの、買換えサイクルの長期化など各種要因により成長率は鈍化するだろう。また、最も成長が著しいのはアジア太平洋地域であるが、この地域の急成長は今後も続くだろう。

現在、世界需要の多くを占めているのは極端な動きをするスポーツを中心とする消費者向けである。一方、テレビ番組制作、緊急サービス、セキュリティサービスを中心にプロ向けの販売も加速しつつある。

Futuresourceによるともう1つの大きなトレンドは価格の2極化である。200ドル未満の製品モデルの販売が好調な一方で、高価格モデルの販売も堅調である。

アクションカメラの市場は近年、かなりの発展をみせています。特に今では360度捉えられるカメラが利用できるようになっているため、今後はスポーツ放送などでバーチャルリアリティーへの応用が増えてくるとみています」と、Futuresource ConsultingのArun Gillマーケットアナリストは述べている。

本リリースへのお問い合わせは、英国Futuresource Consulting社の日本での提携先である株式会社TAK・アナリティクス・リサーチ(担当:木村)までお問い合わせください。連絡先は次の通りです。
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