新しいFuturesourceの消費者調査によれば、ストリーミング音楽のサブスクリプションはロックダウン期間中、急激に上昇し、回答者の22%は、新しいサービスに加入したと答えている。2021年6月、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、中国で実施されたAudio Tech Lifestylesの調査でも、高音質オーディオに対して需要が成長していることがわかった。
「オーディオ品質は、歴史的には主にオーディオ製品に求められてきましたが、今やオーディオコンテンツにも重要なファクターです」と、Futuresource ConsultingシニアマーケットアナリストのAlexandre Jornod氏は語る。「昨年と同様、オーディオ品質は再び、ストリーミングユーザーがストリーミングサービスへの追加を望む最も求められる特徴でした。これは、Amazon Music HDやもっと最近のApple Musicによりマーケットで見た展開を反映しています。
勢いを増す没入型サウンドテクノロジー
オーディオテクノロジーの認知度は、ミレニアムとそれより年配世代で特に高い。Dolby AtmosやSony 360 Reality Audioなどの空間オーディオテクノロジーは認知度では最高ランクで、回答者の三分の一がDolby Atmos、4人におよそ1人がSony 360 Reality Audioを知っていた。
YouTubeは、全年齢グループを合わせた全体で新しい音楽を発見するため一番人気がある方法で、その次はストリーミングサービス/ラジオである。TikTokも勢いがついており、回答者の20%以上が新しい音楽を見つけるため使用している。
ストリーミング音楽サービスの積重ねが増加中
「音楽ストリーミングは、当社調査で捕らえた多数の活動で消費者の注目を集め続けている」とJornod氏は語る。「複数の音楽ストリーミングを自宅で視聴している回答者は、1つだけを加入している回答者より、特にアメリカでは多い。しかしながら、ストリーミングサービスに切り替えている人も増えている。今年、過去12カ月以内にプロバイダーを替えたと語った回答者数は45%に上昇した。これは、2020年の36%から上昇している。」
多くが支払うつもりがある、人気が伸びているPodcast
Podcastも伸びており、2021年に聴取している回答者は半分以上で、昨年から17%上昇している。聴取者のうち3人中2人は毎週で、ミレニアム世代では4人中3人に上昇する。Podcast聴取は音楽消費に影響していない。82%は、podcast聴取の結果として、同じかまたはそれ以上の量の音楽を消費していると言っている。この結果は、Futuresource Consultingの2020年調査と一致している。
全てのPodcast聴取者の半分以上は、特定のPodcast番組やネットワークにサブスクライブするため支払うつもりであると言っていた。これは特に中国では79%と広く行き渡っているが、アメリカでも聴取者の56%と強いスコアである。