過去の受賞履歴
CEATEC AWARD 2024
大臣賞


ViXion株式会社
ViXion01S ~眼のピント調節機能を代替・拡張する次世代アイウェア~
弱視の方だけでなく、老眼や近視など視覚に課題を感じる人にとっても福音となり得るデバイスである。もともと弱視障害者向けに、HOYA株式会社が開発していた技術を転用し商品化。過去、クラウドファンディングでも目標を大きく上回る成功を収めている。現行製品も完成度が高いが、同時にユーザーからのフィードバックにより開発を続けており、本案件の今後に期待。近視人口の増大等を踏まえ、「これからの社会に必要な」テクノロジーであることが高く評価された。
大臣賞


シャープ株式会社
屋外対応 A0 サイズ ePoster
表示時において消費電力0WとなるE ink(イーインク)技術を採用した電子ペーパーディスプレイ。IP65相当の対環境性能を有し、アンチグレア処理された画面は、屋外での視認性も良好である。夜間においては、視認性向上のために発光し、照明としての活用も見込まれる。LPWA通信網を活用し、データ書き換えも可能。ソーラー発電による充電とフル充電で16時間の点灯が可能な省エネ設計により、災害時のサイネージや照明等の活用の広さ、耐用性などに期待が寄せられ、自社技術を集めて応用した製品としてのユニークな点も高く評価された。
大臣賞


CalTa株式会社
デジタルツインソフトウェア【TRANCITY】
老朽化や自然災害などインフラの維持管理に課題が生じつつある現状において、動画を撮影するだけで3Dデータが作成できるデジタルツイン技術「TRANCITY」は、インフラの維持管理や建設業をはじめ、その他製造業などを中心とした幅広い活用が見込まれる。自動3Dデータ生成、画像データ管理と情報共有、互換性やGoogle 3Dとの連携など、用途も幅広い。同社は東日本旅客鉄道株式会社を母体とする企業であり、本案件は現場のニーズから生まれたソリューションであることを踏まえ、実用性の面で高く評価された。
特別賞


日本電気株式会社
産業DX推進と業務効率化を実現するNECの映像認識×生成AI
大規模言語モデルと映像認識AIを組み合わせて映像データを解析し、長時間の映像から利用者の目的に合わせた短縮映像と説明文章の生成する技術を世界で初めて実現。損害保険にかかる事故調査報告書の作成において、従来と比較して作業時間を半減できるという。NEC独自の生成AIを活用しており、現時点での技術優位性が評価される。当該技術が今後進化することによって、例えば自動車による事故の発生が低減するのではないかという期待、また他のさまざまな領域に応用できるのではないかとの期待が寄せられた。審査の結果、本年のCEATEC開催テーマである「Innovation for All」に基づくCEATEC 25周年特別賞に最も相応しいと評価された。
部門賞

イノベーション部門
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グランプリ HMS株式会社
3Dセンサと独自開発AIによる3次元認識の複合による配筋検査自動化システム ― GEMBA 3D ―
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準グランプリ TDK株式会社
スピントロニクス技術を用いた第4の受動素子でAIデバイスの消費電力が1/100に
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準グランプリ 株式会社村田製作所
最先端半導体の高性能化、省電力化に貢献するコンデンサ/インダクタ内蔵基板(iPaS)

ネクストジェネレーション部門
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グランプリ 慶應義塾大学後方散乱通信研究コンソーシアム
同期・マルチチャネル バッテリフリー無線センシングシステム
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準グランプリ 国立大学法人東北大学
CMOS/スピントロニクス融合AI半導体

コ・クリエイション部門
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グランプリ エゾウィン株式会社
Reposaku(レポサク) - 超高精度GPSロガーで「挿すだけ・カンタン・農業DX」を実現
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準グランプリ 株式会社トリマティス
水中フュージョンセンサ

グローバル部門
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グランプリ Gaia-X European Association for Data and Cloud AISBL
Data doesn't flow on rainbows
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準グランプリ YNEURO
Neuro ID® :
The Ultimate Secure Biometric Solution